ディスクブレーキのランドナーバイクをつくる【CUSTOM】

最終更新: 2023年7月11日

自転車のカスタム

敷居が高そうに思える感じですが

プラモデルみたいなもので

ある程度の組み合わせを覚えたら後はなんとかなります

一番のNGとしてロードバイクとMTBの組み合わせはNGが多い事

そこを注意してやればだいたい組み付けは可能

ということでコチラもカスタマイズ

ルイガノ

ビーコン9

元々はマルチハンドルといった特殊なハンドルがついてるモデル

自転車としてはランドナーモデルとして出されるので

このままでも十分にツーリングにも使えるモデル

しかし今回はマルチハンドルから

ドロップハンドルに換装カスタムといった依頼

なのでいつもとちょっと違って

完成したモデルがコチラ

ビーコン9ドロップカスタム

キャリアは最初から付属してるので後々に購入する必要もなくお得

ハンドル周辺は

ドロップハンドルにドロップブレーキレバー

ブレーキレバーはランドナーを意識してワイヤーは触覚タイプ

バーの中央には変速レバー(ENEサムシフター)を持ってきてます

通常のランドナーであれば

ダウンチューブにWレバーを取り付ける、又は

STIレバーを取り付けるのが一般的

ではなぜENEサムシフターを取り付けたかというと

じつはコンポがMTBコンポ

10段のDEORE

先にも書いてますが

ロードバイクとMTBのコンポの組み合わせは基本NG

なので今回の場合はSTIレバーはNG

となると

Wレバー式にしてブレーキと変速機を別で使える様にしなければならない

そこで目を付けたのがENEサムシフター

これは10速まで対応している変速レバーで

無段階調整のやつ

通常の変速機はクリック式といってギヤの入る位置がココと決まってるので

変速機もそこに合わせてカチッとワイヤーを巻き取ったりして変速する仕組み

このENEは無段階なので自身で変速の入りの調整を行うやつ

フロントリヤともに無段階で

特にフロントで言えばチェーンの擦るラインの調整が非常に制御しやすい

チェーンとディレーラーが干渉すると

すこーしずつチェーンがディレーラーを削り

結果、削られ過ぎた変速機はちゃんと動作をしなくなり

最終的にはバチンと音を立てて千切れます

この無段階式は擦るラインの調整が出来るので

それによってギヤ関係が長持ちしやすいのもメリット

しかしメリットだけでなくデメリットも存在

それはレバーが緩むとワイヤーを引っ張れなくなる事

なんで適度に点検をして緩みがないかを確認しましょう

上り坂でギヤが突然重たくなった日には苦行・・・

ちゅうことで

組み付けの際は注意しましょう

ではここからは組み付けの過程を

まずは箱から出した状態

ハンドルがついてましたが変えちゃうのでワイヤー類も全て外しちゃいます

今回の一番の曲者

ディスクブレーキ

曲者の理由は

ワイヤー式は個体差がそこそこあり

ローターの歪みやスプリングの効きなどによって感触が一定ではない場合があります

特に今ではディスクキャリパーはロード、MTBと2種出てるので

本来であればロード用

それもできればシマノのワイヤー用ディスクキャリパーが一番好ましいのですが

メーカー在庫切れ次回入荷は数か月待ち状態

ということで現状のキャリパーで組み付けを行います

このモデルはディスクキャリパーでなくともVブレーキも取り付けできるので

両方あるモデルはあんまりないので珍しい

しかもちゃんと前後についてるんで

ディスクでもVでも好きな方が選べるフレームはなかなかありません

なおVの場合はロードブレーキはほぼ取り付け不可になるので

やはりディスクキャリパーの方がまだ取り付けの可能性が残ってます

ブレーキレバーは204QC

クラシカルからランドナー系にも使われる一般的なブレーキ

ただしワイヤーはてっぺんから触覚のように生えます

そんでもって変速レバーはさっきから書いてますが

ENEサムシフター

ロードでもMTBでも無段変速仕様なのでどっちでも取り付け可能

ちなみに上位機種に11段変速用のもあったりするので

ちょっとそのへんはニッチなパーツ

それらを組み付けて完成車にしますが

ここで一つ注意点を

今回のブレーキレバーとディスクキャリパーは

正確には引き量の問題で互換性がないタイプ

とされてるのですが

まぁちょっと工夫して取り付けはできちゃったり

組み付けもブレーキの効きも確認OK

あとは普通に組み上げるだけなので一番手のかかる部分はブレーキ部分

あるあるカスタムからちょっと変わったカスタムまで幅広く出来ます