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ガッタガタで外れなくて大変な目にあった作業【REPAIR】

更新日:2023年7月8日

以前に行った修理の記事


ペダルがガタガタするので見てほしいとのことで

お店に持ち込まれた修理依頼


実際にはクランクを外した状態での持ち込みになったので

症状を改めて聞いてみると

ギヤの変速がちゃんとしないから不思議に思ってたら

ペダルがガタガタだったそうな


そんで実際に見てみると

ベアリングが物理的にもおなくなり

本来であればここにベアリングが入ってるんですが

おそらくガタの原因になったんでしょう

もう原型がなくなってる


BBはPF式(プレスフィットBB)だったので

フレームに合うBBはなんじゃろかいと調べてみた所

なんかフレーム適合が2,3種類くらい出てくるんだけど・・・

このモデルはマイナーチェンジしてBB対応もチェンジしてた模様


それならば先ずは外してみての精神


れっつリムーブすると

パキっと軽快な音を立ててBBが外れませんでした


フレームが割れるのとはまた違った感触なので

明らかにBBが割れたなと・・・


これはダメだな諦め反対側は外せるかを試みると

大分と固かったがなんとか外れてくれたので

とりあえず外れない方を再確認


このタイプであれば素材はプラなので少しずつ削って割りを入れてやると

そこから起点にするっと外せるんです

なおそれなりに外しやすいかは運も絡むので注意



フレームを傷つけない様にすこーしずつ割りを入れて

一定まで入れたらプライヤーで内側に捲る様にすると

パリパリパリと無事外せました



固着に近い状態だったので

おそらくは長年使い続けたことによって雨水やらとグリスが混ざって乾燥して

BB表面にへばりついたんではないかと


掃除してシェル内径と幅を再度計測

クランクはSHIMANOが使われてたのでシマノクランク対応PFBBを取り付ければOK


そんで計測すると通常のPFBBが使えると判明


じゃあ突っ込むならこれとBB72を突っ込んで無事に作業完了


取り付ける際はちゃんと掃除をしておきましょう


ジャリジャリしたままで取り付けるとガタの原因だったり

BBがまた固着してしまう可能性もあるので掃除は大事

錆が少し浮いてるようであれば油分でコーティングしつつ落ちるかも確認しときましょう


あと、ネジ式に比べると圧入する時はちょっと注意が必要なので

BBカップを割らない様に注意して真っすぐに挿入しましょう


無事にBBを取り付けたならあとはクランクを取り付けて変速の確認をして作業完了


BBを外すのがスルっといってくれたら直ぐに終わる内容でも

まさかの固着してるのかくらいになるとなかなかに時間がかかるもんです

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