ディスクブレーキのランドナーバイクをつくる【CUSTOM】
自転車のカスタム
敷居が高そうに思える感じですが
プラモデルみたいなもので
ある程度の組み合わせを覚えたら後はなんとかなります
一番のNGとしてロードバイクとMTBの組み合わせはNGが多い事
そこを注意してやればだいたい組み付けは可能
ということでコチラもカスタマイズ
ルイガノ
ビーコン9

元々はマルチハンドルといった特殊なハンドルがついてるモデル
自転車としてはランドナーモデルとして出されるので
このままでも十分にツーリングにも使えるモデル
しかし今回はマルチハンドルから
ドロップハンドルに換装カスタムといった依頼
なのでいつもとちょっと違って
完成したモデルがコチラ
ビーコン9ドロップカスタム

キャリアは最初から付属してるので後々に購入する必要もなくお得

ハンドル周辺は
ドロップハンドルにドロップブレーキレバー
ブレーキレバーはランドナーを意識してワイヤーは触覚タイプ

バーの中央には変速レバー(ENEサムシフター)を持ってきてます

通常のランドナーであれば
ダウンチューブにWレバーを取り付ける、又は
STIレバーを取り付けるのが一般的
ではなぜENEサムシフターを取り付けたかというと
じつはコンポがMTBコンポ

10段のDEORE
先にも書いてますが
ロードバイクとMTBのコンポの組み合わせは基本NG
なので今回の場合はSTIレバーはNG
となると
Wレバー式にしてブレーキと変速機を別で使える様にしなければならない
そこで目を付けたのがENEサムシフター
これは10速まで対応している変速レバーで
無段階調整のやつ
通常の変速機はクリック式といってギヤの入る位置がココと決まってるので
変速機もそこに合わせてカチッとワイヤーを巻き取ったりして変速する仕組み
しかしこのENEは無段階なので自身で変速の入りの調整を行うやつ

フロントリヤともに無段階で
特にフロントで言えばチェーンの擦るラインの調整が非常に制御しやすい
チェーンとディレーラーが干渉すると
すこーしずつチェーンがディレーラーを削り
結果、削られ過ぎた変速機はちゃんと動作をしなくなり
最終的にはバチンと音を立てて千切れます
この無段階式は擦るラインの調整が出来るので
それによってギヤ関係が長持ちしやすいのもメリット
しかしメリットだけでなくデメリットも存在
それはレバーが緩むとワイヤーを引っ張れなくなる事
なんで適度に点検をして緩みがないかを確認しましょう
上り坂でギヤが突然重たくなった日には苦行・・・
ちゅうことで
組み付けの際は注意しましょう
ではここからは組み付けの過程を
まずは箱から出した状態

ハンドルがついてましたが変えちゃうのでワイヤー類も全て外しちゃいます

今回の一番の曲者
ディスクブレーキ

曲者の理由は
ワイヤー式は個体差がそこそこあり
ローターの歪みやスプリングの効きなどによって感触が一定ではない場合があります
特に今ではディスクキャリパーはロード、MTBと2種出てるので
本来であればロード用
それもできればシマノのワイヤー用ディスクキャリパーが一番好ましいのですが
メーカー在庫切れ次回入荷は数か月待ち状態
ということで現状のキャリパーで組み付けを行います
このモデルはディスクキャリパーでなくともVブレーキも取り付けできるので
両方あるモデルはあんまりないので珍しい

しかもちゃんと前後についてるんで
ディスクでもVでも好きな方が選べるフレームはなかなかありません

なおVの場合はロードブレーキはほぼ取り付け不可になるので
やはりディスクキャリパーの方がまだ取り付けの可能性が残ってます
ブレーキレバーは204QC

クラシカルからランドナー系にも使われる一般的なブレーキ
ただしワイヤーはてっぺんから触覚のように生えます
そんでもって変速レバーはさっきから書いてますが
ENEサムシフター

ロードでもMTBでも無段変速仕様なのでどっちでも取り付け可能
ちなみに上位機種に11段変速用のもあったりするので
ちょっとそのへんはニッチなパーツ
それらを組み付けて完成車にしますが
ここで一つ注意点を
今回のブレーキレバーとディスクキャリパーは
正確には引き量の問題で互換性がないタイプ
とされてるのですが
まぁちょっと工夫して取り付けはできちゃったり
組み付けもブレーキの効きも確認OK
あとは普通に組み上げるだけなので一番手のかかる部分はブレーキ部分
あるあるカスタムからちょっと変わったカスタムまで幅広く出来ます