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分かりづらいので定期的に確認しましょう【REPAIR】

更新日:2023年7月11日

先日、ブレーキの調子が悪いとのことで修理の依頼がありました


ブレーキシステムはディスクブレーキ


話を聞くとどうやら「音が鳴る」そうで

ディスクブレーキの「音鳴り」は必ず1度は体験するもの


どんな感じで音がするかを実走してみると

高い金属の重なる音ではなく

ゴリゴリゴリっといった感覚のブレーキ具合


これはもしやと思いホイールを外してパッドを取り出し確認


するとこんな感じに削れてました

2年程乗ってパッドを使い切り


新品のパッドがコチラ

表面にしっかりとパッドがありますね


そんでこっちがついていた方

上側に薄く〇が見えます

これはパッドを使い切って

パッドを取り付けてるプレートが透けてる状態


加えて端が少しローターに当たって削れてるので

要交換品


横にしてみると一目瞭然



これくらいパッドが消耗してるんです


なので新品のパッドを入れて当たりを調整して交換作業は終了


作業としてはこんな感じですが

このパッドの確認

定期的にしておかないとローターの寿命も早まったりと

よくない事が多いので半年に1回でもいいので確認しましょう


と修理の記事はここまでなので

ちょっと音鳴りとパッドについて軽くご説明


自転車のブレーキシステムとして

①ゴムのブレーキを金属(ホイール)に当ててブレーキを掛ける

②金属のブレーキを金属(ローター)に当ててブレーキを掛ける


基本はこの2パターンです

他はカーボンホイールだとかプラホイールだとかありますが

ゴムを当てて止めるか金属を当てて止めるかの2種


そんでよくある音鳴りはどちらも起こるのですが

修正が比較的可能なのは①

ゴムの当たり位置を調整したら直る場合が多く

また、削れ具合も確認がしやすいので交換の目安もつけやすい


それに対して②はどうかと言うと

ブレーキの制動性能は①に比べると非常に良いが

音鳴りはすることが多く、パッドの残りを確認するのも

どれくらい削ているかの判断がしづらい場合がある


といった感じで金属タイプのパッドはちょっとややこしい


この金属パッドと言うのが写真に合ったディスクブレーキのパッド


そんでもって、音鳴りと言うのは金属と金属の場合

金切りのような音を立てるので一度鳴ると非常にうるさい

イメージは古いママチャリのブレーキを掛けた時に鳴る音くらい


鳴る原因は様々ですが

一番多いのはパッドに油分が付着してしまう事

コレは非常によろしくなく基本パッドを交換したほうが吉


洗浄したり削ったりで直る場合もあるけども

パッドの種類にもよるので試してダメだったら交換くらいは見ておきましょう


この金属パッドは2種存在し「レジンパッド」「メタルパッド」があります


特徴として


レジンパッド(繊維系素材のパッド

ローターの消耗は少なく

音鳴りが発生しにくいが油分などが付着した際には爆音になる


メタルパッド(金属系素材のパッド

レジンに比べ制動力が更に強くパッドの耐久性が高い

ある程度使うと音が鳴る場合があるが洗浄などで治る場合がある


ざっくりこんな感じなんですが

正直、レジンもメタルも音鳴りはします

なので基本的にディスクブレーキは音が鳴るものと思って乗るのが大前提

鳴らなければラッキーだし鳴るけども変な感触と共に感じる場合は不具合が出てるかもくらい


これもネットで調べると

レジンの方が音が鳴るとかメタルの方が鳴るとか様々


こればかりは「走り方、保管状態」等の要素も含まれるので

絶対にこっちがいいというのはありません

雨の日にも乗るのであればメタルがオススメですし

カツンとブレーキが掛かるのが嫌な人はレジンだったりと好みの問題


雨の日のメタルをオススメ理由としては制動力が高いのと

雨が降ると地面についてる油分が反射してローターに付着する場合もあるから


レジンは繊維系とさっき書きましたが

繊維を押し固めてるので一度油分が表面につくと浸み込んでしまい

洗浄しようが煮ようが取れない場合があります

それはメタルも同じなんですが

まだメタルの方が落ちやすい感じがありました



どのみち後々に音は鳴るので諦めましょう


どっちにしても音は鳴っちゃうので鳴きを止める方法は

定期的にメンテナンスをするかパッドを新しくするのが良いでしょう


もちろんパッドが削れに削れて要交換になってるのであれば

直ぐに交換しましょう

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