曲がりを確認【REPAIR】
更新日:2023年7月9日
昨今の業界事情として
自転車の値上がりが相次いでますが
値上がり以前にそもそも自転車が入ってこないとかあります
また、部品がないから生産出来ないとかの理由もあるので
今年の春はおそらく地獄絵図
修理するのも少しずつ入荷が遅れてきてるので困ったものです
今回の修理もちょっと部品が手に入り難くなってたので今後も供給が落ち着くの怪しそう
そうリアディレーラー(RD)
自転車の駆動メカ部分でおそらく2.3番目に交換頻度が多いであろう部位
1.2位はチェーンかスプロケでしょう
このRD交換は普通に走ってれば交換することはほぼ皆無
しかしある事が起これば交換する可能性がグググっと上がる
RDが曲がる事と言えばだいたいこのせい
物理的に衝撃が加わって曲がる
通常自転車にはRDを守るためにRDハンガーと呼ばれるアタッチメントが普及してる
これはフレームとRDの間につける緩衝材みたいなもので
衝撃を吸収して曲がることでフレームハンガーやRDに大きな損傷を緩和してくれるアイテム
しかしすべての自転車にあるわけではなくついてないモデルも当然ある
その場合はRDが壊れてくれてフレームを守ってくれることが多いが
軽度によってはハンガーも曲がることはあるので過信は注意
今回はRDハンガーなしだった為にRDが曲がって交換になった話
現物を改めて並べてみると微妙に曲がってる
こっちが曲がったRD
こっちは新品の方
見分け方としてRDハンガーに取り付けるネジ部分が少しズレてるので
そこで見分けるくらいしか大きな差はなさそう
これだけみてもパッと見では判別がつかないので実際に取り付けてみる
見比べてみるとコレだけ大きく曲がりが確認できる
これが結果的にチェーンラインをずらして変速を行った際
ホイールに巻き込まれてしまいバッキバキにスポークも折れたりするので
変速が普段と違いおかしいと感じたなら修理に持ち込むのがやはり安全
よくRDハンガーを手で曲げ戻すってありますが
軽微な曲がりであれば修正が可能な事はあります
しかしその後に折れないという保証はありません
鉄であれば多少の曲がりも鉄の粘りによって修正できることもありますが
多くがアルミで成形されているRDハンガーの場合だと
曲がった状態から元に戻すと曲がり癖や強度が落ちてるので
またハンガーに負荷が掛かると曲がりやすくなったり
そのままメリっと折れる事も
これから暖かくなる時期になってくるので
久しぶりに自転車に乗る方は一度チェックしてみましょう
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