空回転ホイールの修理【REPAIR】
更新日:2023年7月8日
2月に入り少し寒さも軽減されたようなあんまり変わんないような
京都はまだまだ冬で早く気温的にも春が来てほしい。。。
春になればサイクリング日和も増えるので
寒くて走らなかった分、行動範囲が広がるので良い運動にもなります
さて、タイトル通りの修理ですが
自転車のホイールはペダルを止めるとホイールにつられる事なく進みます
これはラチェット式にギヤが噛まない様になってるフリー機能が搭載されてるからです
構造を詳しく知りたい方は「フリーホイール」で検索すると色々と詳しく載ってます
さてこのフリー機能
ママチャリにしろスポーツバイクにしろ電動自転車にしろ
だいたいすべての自転車に搭載されてます
そんで当然ながらここも消耗品になります
安いホイールであれば分解するより新しく買った方がトータルでお得なんてこともあります
逆に分解して壊れた部分のパーツを取り寄せて修理できる場合も
メーカーがどこまで分解されたリペアパーツを出してるかになりますが・・・
今回の修理はシマノR-501のフリーボディー交換
先ずはスプロケットを外す
次にシャフトを抜く
そうするとこんな感じで
フリーボディを外す準備が整う
正面から見てみると10MMの六角を使って外す溝があるので
10MMぶっさして半時計周りにゆっくり体重掛けながら力を加える
この時に普段の行いが悪いとなかなか固いのでがんばりましょう
がんばって外すとこのようにネジみたいになってるのでポロっと
ワッシャーが入ってるのでこれは必ず取っておきましょう
失くすとちゃんと取り付けできません
このフリーは結構外すのが固かったのだけど
外すと髪の毛が絡んでたので
どんな隙間にも髪の毛って入ってくんだなと再確認
外したパーツ類はまとめて掃除
そんでこっちは新しいフリーボディー
外したのと逆の手順で取り付けをする
その際に必ずワッシャーを忘れずに入れておきましょう
写真は外した時の写真なのでこのあと清掃もしておくとヨシ
ベアリング球も新しくグリスを入れて玉当たり調整したら完成
渋過ぎずかつ緩すぎなくガタがなく回転する当たりをつけましょう
スプロケットもついでに軽く清掃しておきます
あとは取り付けたら終了
ここまでがフリーボディー交換の流れだけども
大昔はこのフリーボディーすら分解できた
というのも工具がもう売られておらず
そこまでの補修パーツをシマノがラインナップしてない
のでハブコンレンチとかで外して無理くりメンテする人もいる
未だと3Dプリンタで作ったりできるからそっちの方が簡単かもしれない・・・
ちなみにこのフリーボディーが空回転や逆に回転しなくなる原因は
ラチェット部分の割れだったりグリスにゴミが入りすぎて固くなったりなど
原因は様々ある
なので超絶簡単な診察方法として
そもそも空回転する→ ラチェット割れ
回転するけど異音がする→ ラチェット割れorグリスが固くなってる
空回転せずにペダルも回る→ グリスが固くなってる
ペダルを逆回転にするとチェーンが弛む→ グリスが固くなってる
ざっくりこんな当たりの付け方をすると次の作業がしやすい
そこからさらに突き詰めて原因を探る
シャフトが折れてたりネジが緩んでたりなどもあるのでその辺も頭に入れておこう
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