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曲がると言うことはこういうこと【repair】

台風がまた向かってくる可能性があるそうですね

そして来週は秋雨模様らしいです

自転車が乗りやすくなる季節はまだですかねぇ。。。

台風や雨で自転車が転倒してハンガーが曲がったという話も

ちらほらあります

ブログに上ってないだけで実は件数的にはかなりあります

では今日はなぜハンガーを交換しないといけないのかを

写真を交えてご説明しましょう

いつだったかにハンガーの種類を説明した覚えがあります

直付けかリプレース式かと言う話ですね

どちらも同じように曲がります

では曲がると変速にどういった支障が出るかです

まず、フレームに対して通常ハンガーは垂直です

そこにリアディレーラーを取り付け垂直になります

ホイールを取り付けるとスプロケとディレーラーも垂直になります

もし、ディレーラー側で転倒した場合にディレーラーを当ててしまうと曲がってしまう訳です

ではここに曲がったハンガーと真っ直ぐのハンガーがあります

見比べると曲がってるハンガーは明らかに「くの字」です

しかしこれでは曲がったハンガーがスプロケに対してどれくらい曲がっているのか

判りにくいと思います

ではこんどは曲がったハンガーを垂直になるように写真を回転させると

正常なハンガーがかなり内側に向きました

そしてこの曲がった先にディレーラーがあるんです

ということはギヤの1段1段の変速が噛み合わずに

一気に2.3段切り替わったり

ギヤを軽くしていくとホイールに巻き込んでしまう可能性が大きくなります

じゃあ曲げ直せばいいじゃん

と安直に考えてしまいますが

金属を何度も曲げると力のかかった所からもげます

そして変速する時のワイヤーを引っ張る力は思った以上に強い

そりゃあワイヤーを通してるのがハンガーより下にあるディレーラーなんですから

極端に言えば「てこの原理」で変速する度にグニグニと力を加えてるようなもんです

つまり

ハンガーをぶつけなくても無理に変速を続ければ曲がる可能性は出てくる

我ながら記事を書いていて突拍子もないことを言ってると思ってます

ギヤが外側についている「外装式」は

チェーンが回転している状態(ペダルを回している)で

変速をすることで変速機が一緒に動く仕組みです

では、ペダルが回転していない状態で変速機を動かすとどうでしょうか?

チェーンは動いていないのでギヤを軽くすると

ワイヤーがディレーラーを内側に引っ張ります

この時に1段くらいならまだ誤差の範囲と言ってもいいでしょうが

これが3段4段とグリグリと無理やり切り替えるとどうでしょう?

先ほどにも書いた「てこの原理」が大きく働きます

そしてそれを何度も何度も行って使い続けると

金属疲労により少しずつハンガーが曲がって

最終的に折れてる可能性がありますよね

なので外装式の自転車を購入した時の説明に

止まったままの状態で変速機は動かさないでくださいと説明があるんです

最初のハンガーを交換する必要から話は離れましたが

曲がってしまう原因などが判れば対処は容易です

偶にハンガーやディレーラーを目視して曲がっていないか確認をする

止まった状態で変速をしない(外装式)

基本はこの二つです

あとは定期的にチェーン周りをメンテナンスすることも大事です

油まみれでチェーンの駆動が怪しくなったり

逆に油がまったくなくチェーンが軋んでいたり

ワイヤーが錆び付いて変速機が動かせなくなったり

チェーンが完全に伸びてしまって交換時期になってたり

などなど

駆動部分などもできるなら一緒にケアをしましょう

ハンガーが曲がって車輪に巻き込んでしまいその場で壊してしまうならまだ良い方です

転倒してそのまま車の前にコケて轢かれてしまったり

コケた拍子に頭を打ち付けて亡くなってしまう

なんてことも冗談ではなくあり得ます

この記事を見た方は一度自分の自転車を後ろから見てみましょう

ハンガーとディレーラーが垂直にになってますか?

もし曲がっているなら必ず修理をする必要があります

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