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根元からの場合は注意が必要【REPAIR】

修理で稀にあるこの作業

フラットバー系のレバーならまだ作業は単純

しかしSTIレバー系だと難易度が跳ね上がることがあります

何かというと

シフトレバーのタイコです

久しぶりに苦戦しました

と言うのも

ワイヤーが切れたので修理して欲しいと依頼がありまして

ケーブルは見事にプッツンと切れてました

作業依頼を受けた際にワイヤーは引っこ抜きましたと教えてもらったので

タイコもちゃんと抜かれてると思ったのですが

どうやらそんなことはなかったようです

ワイヤーを入れるには一度レバー部分のギヤ位置を

一番重い状態にしなければなりません

なのでシフトを触るがなんかスカスカする。。。

(この時点ではまだ気がついてません)

んー・・・なんだ?と思い今度はギヤを入れます

カチカチカチ・・・

レバーは3回しか音がなりません

(このへんでちょっと怪しむ)

そこからもう一度シフトを開放しますが

感覚がなんかおかしい。。。

(ここで当たりがつく)

ワイヤーが切れたということは

タイコ部分が残ってるということ

何処でタイコとワイヤーが切れたかによって残り分を除去する難易度が変わります

最大はタイコのみが残った場合です

奥にすっぽり入った場合

これは本当に出てこない時は出てきませんので

高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対応しないといけません

今回はどうなってるんだとライトを当てて見て見ると

何やら奥の方にワイヤーが2.3本ほど絡まってるのが見えました

写真ではまったくわかりません。。。。

しかし

よかったまだ何とかなる

と言ってもまだまだ油断は出来ません

引っ張ってワイヤーだけ抜ける場合もあります

慎重に奥に入ったワイヤーを手繰り寄せます

そしてなんとかワイヤーを少しこっちに手繰り寄せることが出来ました

ここでやっと写真でも分かるくらいには引っ張り出せました

あとはここから耳かきをする要領で全部引っ張り出します

少しするとポロっと引っ張り出せました

そこからは新しいシフトワイヤーを通して調整しておしまいです

ワイヤーが切れる予兆として

変速の入りが悪くなることがあります

なので特にこけたりぶつけたりした覚えはないのに

変速の入がわるくなったかな?と思ったら

ワイヤーを見てあげるといいかもしれません

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