使い切るってこういう事【REPAIR】
- ひよこ
- 2019年12月5日
- 読了時間: 2分
毎日修理作業をしてると
たまーにすごく使い込んだ自転車を見ることがあります
この場合の使い込んだは
ノーメンテで使い込んだという意味ですが・・・
もちろんメンテフリーの自転車もあります(厳密にはフリーではないけど
メンテフリーも部品の一部がフリーなのであって
結局はメンテが必要になるのですが
もともとメンテが必要な自転車の場合はもっとすごいことになります
今回の修理した自転車もかなり年季の入った使い込み具合だったので交換作業でした
作業したのは電動自転車です
先ずはチェーンリング

新品と外したのと並べましたが
どうやらかなり磨耗してるのが一目瞭然
ちょっと拡大してみると
とても判りやすく台形をしてる歯が手裏剣のように尖ってます

これだとチェーンがフロントに引っかかっても滑ってしまうでしょう
また、同時にチェーンも交換してます
その時に合わせてみないといけないのが
プーリー、小ギヤ、スプロケット
駆動系部分全部ですね
チェーンも外して確認をしたところ
スプロケットはどうやらまだ大丈夫そうです
が
小ギヤが薄くなってきてるのと
プーリーが完全にアウト
この2つは交換しました
小ギヤは少しずつ削れており

ここがダメになるとモーターの駆動に関わるので
まだ大丈夫そうですが、かみ合わせを考えて念のために交換です
つぎにプーリーを見てみましょうか

うーんこれは見事な手裏剣
八方手裏剣に近いですが
実際は11Tなので十一方手裏剣でしょう
しかもベアリングも入ってるので
よく回転することでしょう
ごっそりと駆動部分を交換しましたが
これで問題なくしっかり走ってくれます

自身で簡単にチェーンなどをチェックできる方法として
ペダルを一度逆回転します
次にチェーンを見るか
もしくはチェーンリングに掛かってるチェーンを見ながら
すこーしペダルを回転方向に回します
この時にチェーンがたわんだり、浮いてたりしてると
チェーン又はギヤ歯の部分が削れてる可能性があります
もっとも、めちゃめちゃ簡単な確認のやり方なので
これを試してみてもしかして自分の自転車は?と思ったなら
一度お店に持ってきて貰えれば確認もできますので
お気軽にどうぞ
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