単独事故でも必ずチェックしましょう【REPAIR】
更新日:2月7日
3月なのに暖かかったり寒かったりと
気温がバラバラで体調管理が難しい今日この頃
自転車に乗る方も増えてはいますがやはりコロナの影響もあってか
人は少なく感じます
学校も入学式がなくなったり
早めの休校になったりと色々と大変です
はやく終息するといいんですが
こればかりはどうなるか分からないところ
自転車も同じで
事故をしてしまってから自転車に乗ったら変な音がする
などなどお店にご相談いただくことがあります
ここ最近は人身事故ではなく単独事故が多い感じがあります
縁石を超えようとしたらズッて転倒したや
走ってて電柱にぶつかった
走ってたら溝に嵌って転倒した
結構様々です
その時は必ず気が動転してるので
自身の体調や自転車の状態が多少悪くても気づかないことがあります
極端に自転車が壊れた場合はすぐにわかるのですが
走れる状態であればそのまま走ってしまう人が大多数です
今回もも同じ様に走ってて違和感に気が付いての持ち込みです
ではさっそく見てみましょう
状態はこんな感じです
パッと見てわかる人はすくないと思いますが
フロントフォークが後ろに食い込んでます
ブレーキシューをみてもらうと
かなり食い込んでしまったのが判ると思います
この状態でフロントのブレーキをかけると
間違いなくタイヤはパーン
そして走行中もかんなりクイックな走りになってしまうので
これはフロントフォーク交換です
早速部品を取り寄せしました
上から見ても大きな違いはわかりませんが
横から見てみると
曲がったフォーク
新品のフォーク
これだけ曲がり差があるので当然走りづらくもなります
そしてこのフォークには
スターファングルナットが打ち込んでないので
器具を使って打ち込みます
金ハンでカンカンと打ち込みますが
ここで注意が必要です
それは打ち込み過ぎるとボルトが届かなくなること
なので予め曲がった方のフォークに入ってるファングルナットの深さを測っておきます
これで間違えずに打ち込めます
あとはグリスがカラッカラになってたので
ベアリング部分とフォークコラム部分に防錆処理としてグリスを塗ります
塗りすぎもよくないので
全体に馴染ませるようししたら余分なグリスはふき取ってもいいでしょう
ここで忘れがちなのが
ファングルナットにもグリスを塗っておきましょう
ここに雨水が入ってネジを錆びさせてしまうので
錆対策です
あとは元通りにスペーサーを入れて
ヘッドの玉当たり調整を行えば完了です
作業的にはそこまで難しい作業ではないのですが
毎日乗ってたり、事故をしたときに「なんとなく走りづらい気がする」で
済ませてしまうともっと大変な事故になる可能背もあります
なので定期的に点検をした方がいいので
修理、点検のご相談はお気軽にどうぞ