削れ過ぎるとこうなっちゃう【REPAIR】
サイクリング日和な平日ですが
土日はまた天候が悪いみたいです
フロントがシングルの自転車を乗ってると気がつかないものですが
多段式になってる自転車に乗ってる方は一度は聞いたことがあるかもしれません
チェーンのたすきがけはしないようにしましょう
多段式は特にスポーツバイクに多いですね
ある使い方でこうなったりします
こちらは削れて破断したフロントディレーラー(FD)です
金属で出来てる素材ですがチェーンが擦れて少しずつ削れて割れたようです
ではなぜそうなってしまうのか?ですが
フロントがシングル リヤが多段ギヤの場合
[1 X 多段] なのでフロントに変速機は必要ありません
これが、フロント多段 リヤ多段の場合
[多段 X 多段] となるのでフロントに変速機が必要になります
そして今回のように割れてしまう原因ですが
チェーンがタスキがけ状(ななめ)になりFDがチェーンに擦り続けたことで割れた
と推測できます
FDの役割はフロントの多段を変速するためにあります
リヤ側のチェーン位置によっては斜め(たすきがけ)状態になってしまうので
チェーンがFDに干渉してジャリジャリと音がします
この状態を続けると先ほどの写真のようになってしまいますので
本来であれば、そのギヤの組み合わせは避けたほうが良いです
実際に走り慣れてくると
そのギヤの組み合わせで走ると少し走りづらく感じるので
直ぐにギヤ位置を乗りやすいように変えるようになってきます
なので、慣れない内はよくチェーンラインが斜めになって
FDが当たってしまうこともしばしばあります
ロードパーツ系であればトリム操作といったのがあります
*FDの位置を少し動かす機能
ただMTB系パーツには一部を除いてそれがありません
なのでチェーンが当たってしまってるなら
素直に当たらない位置までギヤ変速で調整をしてあげましょう
もし写真のようになってしまった場合は
FDの交換になりますが
チェーンも磨耗してるかもしれません
その時はチェーン交換になるのでセットで交換したほうが無難かもしれません